日本時間 5月14日 夕刻 成田空港に立つ。
あんまり深く考えていなかったけれど、今回の旅は一人だ。
英会話はできるのか?・・・とんでもない!!ベスト電器で奮発して購入した、カシオの電子辞書だけが頼り・・・。
機内で飲み物を聞かれた時、「Water」と3回言ったにも関わらず、CAのお姉さんはコーラを出してきた。
コーラを頼んだふりをしてすまして飲みつつ、「私の英語、大丈夫か!?」と自分に突っ込んでみる。
フロリダへ向かう途中、乗り継ぎでシカゴ空港へ。あっ、日本人がいない。言葉の通じる人がいない。でも、それを悟られないように澄まして次のゲートへ向かう。
日本を発つこと14時間。
現地時間の午後11時、何とかフロリダに着くことができた。
ホテルに着くと、福岡で大活躍のトクナガさんが迎えてくれる。
今回の渡米の目的は、国際イメージコンサルタントの資格を取得するためだ。
国際イメージコンサルタント—どのような印象を持たれるだろうか?
アメリカより広がった、クライアントのなりたいイメージを作るプロ。アメリカの経営者は、弁護士と精神科医とイメージコンサルタントを自分の為に雇うという。
東京には大御所がいたりもするが、うまく日本では発展していない業界らしく本場より20年遅れている。
受験するにあたり、度々「どうしてそんな資格取ろうと思ったの?」と聞かれた。「人は見た目が9割」なんて本が数年前に流行った。もちろん私だって男も女もまずは中身ありきと思っているが、メラビアンの法則によると人の印象を決定する要因は、見た目—55%、話し方・声38%、話の内容—7%となっている。
この法則からも結構見た目は重要だ。
23歳より人材派遣会社で働いていた経験から、取引先企業で出会う人、登録にやってくる人、担当する派遣スタッフとのやりとりなど日々沢山の人とのふれあいの中で第一印象の重要性を痛感していた。
悪い印象を良く変えるのは結構大変である。印象が良ければその後の仕事もスムーズにいきやすい。感じの良い人とはまた会いたくなるし、良くしてあげたくなるのが人間の心理。
—「そんなの当たり前じゃん!」と言われる方も多いと思うが、人に良いイメージを与えていく事はけっこう難しい。
私だって、入社当初はどんなに頑張っても露呈してしまう若さがゆえの頼りなさ(戻れるならあの頃に戻りたいけれど・・・)、取引先の担当者も派遣スタッフも年上の人だけしかいなかった頃、自分の提案に自信が持てず、特に苦手な人と話す時は無意識に体が曲がってしまい、余計に自信なさげに見えた。
同行していた上司には帰り道、「だけん、おまえ体曲がっておかしかろうもん・・・。」と度々指摘され悔しかったものである。
では、国際イメージコンサルタントの試験はどのような内容を学ぶのか?
人に印象を与えるうえで大きなウエイトを占めるカラーの分析や、体型・顔の形の分析を行いより良い印象を与えていくためのワードローブ選定ができるようになる。
男女のみだしなみ、特に女性よりはスーツという決まった形のある男性のビジネスウェアやビジネスカジュアルについて、ジェスチャーなどのノン・バーバルコミュニケーションについて、このような時代だからこそクライアントの健康管理について、国際マナーについてなどなど多岐にわたる。
今年の1月に東京で国際イメージコンサルタントの資格取得説明会がある事を知り、東京へ飛んだ。
コンサルタントなので特に資格がなくてもできる仕事ではあるが、私は国際基準が勉強したかった。
「東京で勉強しなきゃダメかな?」と思っていたら、東京・福岡で国際イメージコンサルタントとして活躍されているザ・プレゼンツのトクナガさんという方が去年からスクールを開講している事を教えてもらった。
福岡で勉強できる!!しかも、アメリカの提携校!!ラッキー!!
フロリダのホテルで迎えてくれたのは、私のスクールの先生として様々指導してくれたトクナガさんである。
翌日、朝から世界中のイメージコンサルタントとして成功されている方々の講義が始まった。黒人、白人、東洋人。国籍が入り乱れつつも机を並べ講義を受けているのが新鮮で一人で興奮していた。そして、さすがイメージのプロの集まり。
みんな自分の肌や髪、目の色に似合うカラーやアクセサリーを上手く取り入れ素敵!!
このファッションチェックができただけでも来た甲斐あったとすでに満足感を味わっていた。
その日の夜、翌日の5時間に及ぶ試験に向けトクナガさんにはしっかりと寝るよう言われたが、こっそりと徹夜してみる。
試験前、緊張と挑戦できた事に少し感動して涙ぐんでいた。アメリカで試験受けてるなんて数ヶ月前には想像できなかったから。
決して余裕で解けた訳ではないけれど、5時間後、妙な達成感を感じながらホテルの部屋で爆睡させて頂いた。
5日間のフロリダでの講義と試験を終えて、ニューヨークとロサンゼルスまで楽しんできた。ニューヨークは元気な街だった。やっぱり5番街は素敵だった。
自由の女神は大きかった。グランドゼロには新しいビルが建設中だった。9.11からもうすぐ7年。あんな事、二度とあってはいけないと願う。
ニューヨークの夜景がきれいで、きれいで、きれいで!!
「私、また必ず来る!!」と決めた!
「自分」は“探すもの”ではなく“見つけるもの”らしい。何かの本で読んだ事がある。
そして、行動すれば良い結果でも、悪い結果でも必ず次の現実が待っている。出た結果に対して次の作戦を立てればいい。
昨日、仕事で私の悪いところを指摘してきた男がいた。むかつくほどに的を得ていて、なおさら素直に聞けない。
職場を後にしたら、「きつい事言ったけど・・・」とすぐにメールがきた。言いくい事も私の為を考え言ってくれたと分かっていても、お礼を含めて返信するまでには少々時間がかかった。プライドが邪魔をしたのかな?「でも、指摘された事を改善すれば、また違う結果が待ってるじゃん!!
それって楽しみかも〜^^」と無理やり自分に言い聞かせた。でも絶対そうだし、それしか改善策はない。
—今までと別の行動を取ればいいだけ。苦手だけれど、もうちょっと戦略的に。
帰国より1ヶ月半。
アメリカより試験合格の通知が届いた。
結構、嬉しかった。浪人して学校に受かった時みたいに。こういう達成感をいつも味わっていきたいなぁと思った。
お客様のビジネス&ライフの充実のお手伝いができるイメージコンサルタントを目指して
中島園子
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