『あなた』は、世界でたった一人。

私がワインの仕事を始めてから、約2年8ケ月が過ぎる。
ワインの仕事を通して多くの方々に出会えている。
出会ったワイン好きの方々は、毎日飲まれている方から、週2~3回程度の方まで、様々。
共通していることは、物事に対する考え方が前向きで、パワーを持っている事。
私は、その方々からパワーをいただいて、仕事が続けられている事に感謝している。

からだにも良いワイン、日本人の年間消費量はとっても少ない。
現在、年間消費量は236kl,成人1人あたりのワイン消費量は2.3L、ボトル(750ml)で約3本分。
1位のフランスが58.7L、ボトルで約78本、2位のイタリアが54.2L、ボトルで約72本。

私は仕事柄、1年間に約60本前後は飲んでいると思う。
とかく「ワインは難しい」と言われるが、ワインは単純においしければそれで良いと思うのだが…

とにかく、ワインは大きなパワーをもっている…
日本の3大死因である、ガン・脳卒中・心臓病は、体内の活性酵素が原因で起こるといわれている。
活性酵素はストレスや外部からの汚染物質(喫煙なども入る)によって体内で生成されるもの。
例えば「動脈硬化」は、「悪玉コレステロール」に「活性酵素」がくっついて「酸化」することによって起きる。
赤ワインにはその「活性酵素」を抑える働きがあるのだ。
赤ワインに多く含まれているポリフェノールが、「活性酵素」が「悪玉コレステロール」とくっつく前に「活性酵素」を中和する働きを持っているのだ。
やっかいな「活性酵素」は、認知症の原因になるともいわれているが、赤ワインのポリフェノールパワーで防げる。
先日、某新聞に記載されていた記事の内容に、仏ボルドー大学が65歳以上の約4千人を対象にした疫学調査を基に、ワインを1日3、4杯飲む人は、飲まない人に比べアルツハイマー症の発症率が4分の1、その他の認知症は5分の1になり、同年齢での死亡率も30%下がったと報告。
赤ワインを飲む事で、適度なカロリー制限をしたのと同じ効果が得られ、寿命を延ばせるかもしれないとの基礎研究も相
次いでいるそうだ。

白ワインにも大きなパワーがある。
それは、「カリウム」が豊富に含まれている事。
「カリウム」の効果は脳血管を強化し、ボケの防止になる。
また、利尿効果があり、ナトリウムの排出を促して血圧を下げる働きもある。
その「カリウム」、アルコール飲料の中では、ワインにだけ含まれているもの。
そして、白ワインに多く含まれる有機酸(酒石酸やリンゴ酸)は、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌の動きを抑える働きもあるので、腸の健康には最適。また、殺菌効果が強く、大腸菌やサルモネラ菌に対する抗体作用がある。
お刺身に白ワインの組み合わせ、相性が良いだけではなく、生魚を扱う上での食中毒防止にもなっている。

今の季節、風邪が大変流行っている。
ヨーロッパでは、温めたワイン1杯は、今でも風邪の初期において最良の薬として用いられ、熱病、インフルエンザのような感染予防にも効果がある事が証明されている。
ワインに含まれている各種のビタミン類は疲労を癒し、赤ワインの中に含まれる豊富なタンニンは、白ワインより強壮性が強く、刺激的効果もあり、元気が衰えた時には最適。

このように、ワインはからだにとって理想的な飲み物で、ストレス社会と言われる現代社会に生きる人々に、くつろいだ幸福感と楽しさを与えてくれる。
ただ、ワインは薬ではない。食事や会話を楽しみながら味わうのが一番。
今月の20日(木)は、ワインの新酒“ボージョレ・ヌーヴォー”の解禁日。
ヌーヴォーは、その年の秋に収穫したぶどうで造る早飲み型のワインで、フレッシュさが特徴。
少し冷やしたほうがすっきりと味わえる。
今年の新酒はどんな出来具合なのか、今から楽しみ…。

健康面に優れた力を持つワイン、多くの人に、楽しんで飲んで頂けるワインを今後もたくさん案内していきます。


Wine Crew(ワインクルー)代表  竹口信子

(社)日本ソムリエ協会認定 ワインアドバイザー。㈱明治屋に勤務時代、ワインに興味を持ち、ワインアドバイザーの資格取得後、一念発起起業する。ワイン及びワイングッズの販売、ワイン会の主催、ワインセミナーの講師として活躍中!

次回は、フラワーデザイナー篠原まゆみさんです。

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